友人が応援している『吉田実代選手』が女子ボクシングの世界チャンピオンになった。
6月19日千葉幕張メッセで開催されたWBO女子世界スーパーフライ級王者決定戦。ケーシー・モートン選手(米国)を降し世界王者になった。
まだ、吉田実代選手をご存知ない方のために、簡単なプロフィールをご紹介する。
『吉田実代』のプロフィール
- 名前:吉田実代(よしだ みよ)
- 生年月日:1988年4月12日
- 出身地:鹿児島県
- 身長:161cm
- 体重:52~53kg
- 職業:プロボクサー
- 所属:EBISU K’s BOX
女子プロボクサーで「戦うシングルマザー」としても有名。現在4歳になる愛娘を育てながら、日々のハードな練習をこなしていく世界最強のお母さんだ。
出身地は「西郷どん」でお馴染みの鹿児島県。20歳頃まで格闘技の経験が一切なく、ハワイ留学を機に格闘技の勉強を始めた。
ハワイから帰国後はキックボクシングや総合格闘技の世界へ。2014年に女子プロボクシングに転向するも妊娠が発覚。結婚、出産を経て一時期の引退状態になる。離婚後に女子プロボクシング界に復帰。愛娘と二人三脚でプロボクサーとして活躍している。
『吉田実代』のボクシング戦績
2014年に日本ボクシングコミッションC級ボクサーテストを受験し合格。
- 2014年5月28日:プロデビュー戦で佐藤絢香(YuKO)と対決。4R判定2-0で勝利
- 2016年3月13日:平安山裕子(平仲)と対決。4R判定2-0で勝利
- 2016年5月31日:牧野香菜(竹原&畑山)と対決。4R判定3-0で勝利
- 2016年7月02日:田中智沙(勝又)と対決。4R判定3-0で勝利
- 2016年9月21日:小関有希(K&W)と対決。4R判定0-3で敗北
- 2016年11月27日:福田香奈(S&K)と対決。6R判定3-0で勝利
- 2017年3月15日:小関有希(K&W)と対決。6R判定2-0で勝利
- 2017年5月14日:キム・アクタブ(フィリピン)と対決。8R判定3-0で勝利
- 2017年10月6日:高野人母美(協栄)と対決。6R判定3-0で勝利。日本女子バンタム級王座獲得
- 2018年3月8日:カイ・ジョンソン(T&H)と対決。6R判定3-0で勝利。日本女子バンタム級王座防衛1
- 2018年8月20日:グレエル・テパズ(フィリピン)と対決。5R負傷判定3-0で勝利。東洋太平洋女子バンタム級王座獲得
- 2018年9月30日:ファナルック・ コンサング(タイ)と対決。8R判定3-0で勝利。東洋太平洋女子バンタム級王座防衛1
- 2019年3月13日:若狭与志枝(花形)と対決。6R判定3-0で勝利。日本女子バンタム級王座防衛2
- 2019年6月19日:ケーシー・モートン(米国)と対決。8R判定3-0で勝利。WBO女子スーパーフライ級王座獲得
2019年6月現在の総合戦績は14戦13勝1敗となる。
プロボクシングに転向してからは判定勝ちだけだが、キックボクシングや総合格闘技での打たれ強さ。日常でのトレーニングで培われたスタミナ。最終ラウンドまで戦い続けるフィジカルとメンタル。そして、何よりも娘に対する愛情が勝利への結果につながったと思う。
母は強しとは正に吉田実代選手のことですね。
おわりに
今回、友人は「吉田実代選手」を応援するために千葉幕張メッセに行ってきた。
友人のコメントは以下のとおり。
友人が「実代、頑張れ!」と声援を送ると「はい」とひと言返し戦いのリングへ。吉田実代の整然した姿の内には闘志に満ち溢れ「勝利」への気概に圧倒された。
試合が始まるとケガをしたことも気づかないくらいにアドレナリンが大量に放出され、ただ白熱するリングに吸い込まれ声援を送るので精一杯。そして、その瞬間が訪れます。「勝利!世界チャンピオン・吉田実代」只々、涙でした。
世界チャンピオン、おめでとう!と心から言葉をかけたい。